AGAって普通の脱毛症とは何が違うのか?円形脱毛症の種類
2016/09/12
脱毛症は抜け毛が増える、髪が薄くなる、新しい髪が生えづらくなるなどの症状がありますが、その種類にも様々なものがあり、解決策もそれぞれ違ってきます。
まず、最近はAGAという言葉がよく利用されるようになりましたが、こちらは男性型脱毛症のことを指し、男性ホルモンの影響で髪が薄くなるもので、自然に回復するというものではなく、少しずつ進行していく傾向にあります。円形脱毛症はホルモンの影響というわけではなく、原因は様々あります。
脱毛症の原因と症状
脱毛の症状で有名なものにひとつには円形脱毛症があります。
AGAとの違いは、はっきりとした脱毛部分ができるということが特徴的で、男性だけではなく、女性にも起こる症状です。年齢に関わらずできることも特徴的で、子供から若い世代、そして年配の人と幅広い年代で発症しています。
それからホルモンの影響ではなく、自己免疫が関係しているとされています。髪を異物と判断してしまい、攻撃や排除しようとすることで髪が抜けることに繋がります。膠原病などの自己免疫疾患を持っている人に起こりやすい症状です。
それから円形脱毛症も一種類だけではなく、様々なタイプがあります。
単発型
単発型はその名前の通り、脱毛部分が1か所だけできるもので、コインのように円形の脱毛部分がはっきりと表れます。
目立たない部分にあるときは本人も気づいていないことが多く、美容室などで発覚することも少なくありません。
単発型でとどまっていれば自然に回復することも多くなっています。
多発型
多発型はその名前の通り、脱毛部分が複数できてしまうもので、単発型から進行していく場合もあれば、初期から複数の脱毛部分があることもあります。
蛇行状
蛇行状と呼ばれる症状は、こちらは円形ではなく帯状に脱毛が起こるのが特徴的で後頭部、側頭部の生え際から抜けることが多くなっています。
全頭型
全頭型と呼ばれる症状は、こちらは頭髪が全て抜け落ちてしまうものです。多発型が進行してしまうとこういった症状になりやすい傾向にあります。
汎発性(はんぱつがた)
汎発型と呼ばれる症状は上記の症状が進み、頭髪だけではなく体毛も抜けてしまうことになります。
重症になる前にきちんと治療
円形脱毛症というと頭にできるものというイメージもありますが、頭だけではなく、体や顔にも脱毛部分ができてしまうこともあります。
汎発性は最も重い症状となっており、髪だけではなく、眉毛や髭、体毛なども抜けてしまいます。
AGAとは全く違うものとなっていますので、それぞれに応じた対処が必要となります。